日本ほど、電気や水道の整った国はありません。日本の感覚のままで移住すると、大きなギャップを感じることになります。ここで少し、現地の現状を知っておきましょう。
ジャワ島からの送電に頼っているバリ島は、たまに、特に雨季に、雷などの影響で停電します。その他に、節約停電というものがあり、年に数回、バリ島の各街の部分部分を、意図的に一時停電にしてしまうのです。
事前に「何日の何時から何時まで停電します」なんて親切なお知らせはなく、いきなり節電されてしまいます。会社やヴィラ、自宅に発電機を持っているところもありますが、停電中も、ダラダラと、いつもと変わらないバリ人を見ていると、こんなもんか、と思ってしまうのも不思議です。
電気代の支払いは、月に一度、大体10日ごろ(早めに行くと、処理できておらず支払えない)から20日までの間にPT.PLNの支払い窓口に支払いに行かなければなりません。支払い窓口は各街にあります。
バリ島では、一部しか上水道が整っておらず、それもたまに止まってしまいます。ポピュラーなのは、各家々に地下水の汲み上げポンプが備えられていて、それをトイレやシャワーに用いる方法です。バリ島では、ほとんどの家が、こうした汲み上げ式です。上記のように、電気が止まると、トイレもシャワーも使えなくなってしまいますが、水を溜めておくタンクを設置することで、問題を解決できます。
地下水を使っているため、飲料には使えません。更に、その土地土地により、雨季の大雨で濁った水が汲み上げられてくることもあります。濾過器などを備え付ければいいのですが、現在のインドネシアでは、扱っている会社も少なく、かなり高価な物です。
上水道も同じく飲料には使えません水を送ってくるパイプ内がダメらしいです。