人口約2億3千8百万人。1万からの島からなり、そのうちの8千が有人島と言われているインドネシア。その島々にそれぞれの言語と文化を持った民族が暮らしています。
公用語はインドネシア語ですが、バリ島ではバリ語、ロンボク島ではロンボク語など、独自の言語は今でも使われ続けています。
ジャワ人、スンダ人、バタック人等の大多数がマレー系民族で、その他、中国系、パプア系の民族も居住しています。
大きな影響力を持つ宗教は、イスラム教が約87%、プロテスタントが約6%、カトリックが約4%、ヒンドゥ教が1.8%、仏教が約0.3%、その他0.9%と言われています。
古くから仏教やヒンドゥ教の文化が栄えた島です。
ジョグジャカルタ周辺は、王宮文化が色濃く残っており、ボルブドゥール遺跡やプランバナン寺院、ジャワ原人の頭蓋骨が発見されたサンギランなど、世界遺産に登録されてる遺跡が残っています。
ガムラン音楽やワヤン・クリッなどの宮廷芸能、バティックなどの手工芸も、民族性と文化を感じることができます。
人口1000万人を超える、インドネシア経済・政治の中心地、首都ジャカルタをはじめ、スンダ文化の中心地として栄えた街バンドゥン、ジャワ島のほぼ中心部に位置する、イスラム文化を色濃く残す古都ソロ(スラカルタ)、イスラム教徒の席捲にも屈せず、ヒンドゥ教を守り抜いているテングル人の住むブロモ山、自然遺跡のウジュンクロン国立公園などがあります。
バリ島から、約50km東に浮かぶロンボク島、第二のバリ島とするべく観光開発が進んでいますが、まだまだ素朴な風景が残っています。
観光地として、バリ・カランガスム王朝時代の遺跡や、先住民ササック人の伝統村を観ることもできます。そして、インドネシア第二の高峰、リンジャニ山の本格的なトレッキングを楽しむこともできます。
白砂のビーチが数多くあり、ロンボク島を代表する老舗のビーチリゾート、スンギギは、ホテル、レストランも揃っていて滞在しやすい街です。
ロンボク島の北西にあるギリ・アイル、ギリ・メノ、ギリ・トゥラワガンという小島周辺は、バックパッカーにも人気で、ダイビングも楽しめる島です