滞在地を決める

バリ島移住 ヴィラ

 近年、バリ島の不動産ブームで、各地にヴィラなどの建設が進んでいます。ただ物件だけを見て滞在地を決めるよりも、その地域がどういったところなのか、どういった立地なのか、その街、村の雰囲気や現状、現地人との関わりなどを考慮した方がいいでしょう。
 実際に現地を視察し、近くに住んでみて、ご自分の目で確かめるのもいいかもしれません。

 代表的な滞在地

・クタ、スミニャック、クロボカン
 クタは、昔からの観光地で、主にサーフィンで有名なので、多くのサーファー達が、安宿などで長期滞在しています。レギャン通り沿いにはクラブ、ディスコなどもあり、深夜でも賑やかです。一歩裏通りに入ると、安飯の食べれるところも残っています。ジゴロでも有名で、騙される日本人女性が後を絶ちません。
 スミニャックは流行りの発信地のような趣で、お洒落なブティック等もあり、現在も新しいお店が出来ては潰れて行ってます。
 クタ・スミニャックが飽和状態になり、現在は徐々に、その北側の街クロボカンに観光地化が進んでいます。家具製造のお店が昔から沢山ある街です。
 現在、このあたりにも貸しヴィラが数多くありますが、さらに北側になるタバナン辺りにも、ヴィラを建てる人が増えてきているようです。
 治安がいいわけではないですし、詐欺、大麻も一部で横行してますので、特に夜は、一人で出歩かない方がいいでしょう。

・サヌール
 バリ島最初の観光地で、街と村が程よく交じり合った、静かで過ごしやすい街です。ホテル、安宿、ヴィラも数多くあり、外国人長期滞在者が多く住んでいます。
 夜になると、裏通りはCAFEなど、歓楽街になる場所がありますので、その辺りには近づかない方がいいでしょう。

・ウルワツ

 近くにウルワツ寺院があります。断崖絶壁の上に建つ結婚式場を兼ねたヴィラなど、別荘を買いたい方には人気の土地です。特に観光地という訳ではなく、お店も少ないので、車がないとどこにもいけません。
 一部の住民が、外国人に土地を買い占められるのを嫌い、土地は売らないという看板を掲げているところもあり、住民とのコミュニケーションが重要になっているところもあります。

・ジンバラン(クドガナン)
 ビーチ沿いのシーフードレストランが有名な街です。一流ホテルが並んでいるウルワツ通りから南側、少し山手の方に住宅街があり、多くの外国人が住んでいます。この住宅街は、建設会社が勝手に建てた建屋もあり、住居許可の出ていないものも数多くあります。
 その他、ヴィラ等も増えつつある土地です。

・ヌサドゥア
 バリ島南部、ホテルが多く並ぶところです。貸家、売家も結構あり、スーパーマーケットからローカルなお店まで色々揃っていますが、お店も広範囲にわたって広がっているので、少々不便かもしれません。車、バイクの交通量が多く、外出時は事故などにも気をつけないといけません。

・ウブド
 昔より、芸術の村として親しまれてきた観光地です。現在はウブドに魅せられた外国人が多く住み着き、外国人プロデュースの雑貨などが流行っています。バリ舞踊、ガムラン音楽、ウブド絵画なども有名です。他の土地と比べ、少々村意識が強く、お祭りの際の寄付金なども多めに払わされたりすることも、ままあります。バンジャールとのコミュニケーションが大切な土地です。

 バンジャールの存在

 バリ島内、どこに行っても必ずある自治体のようなものです。バンジャールが、街の掃除やゴミの収集、そしてお祭りなどを仕切っています。街のパトロールなどもしているので、その土地に住むと、月に一度、月会費を払わなければなりません。外国人は、地元人よりも少し高く取られるのが常です。
 その街の住人が犯罪を犯すと、バンジャールから本人とその家族が締め上げられ、文字通り“村八分”にされることもあり、その街の寺院にお参りする事も許されなくなります。その為、バンジャールの存在が、警察よりも犯罪の抑制に繋がっていると言われています。
 住む土地により、バンジャールとの関わりの度合いは違ってきますが、うまくコミュニケーションをとっておく事が大切です。


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